エンディングノートに興味を持ったなら、まずは書店に行ってみましょう。
タイトルを見ると「エンディングノート」以外に、「もしも」や「万一」などの言葉が入っているものも多いですよ。
適当に1冊選んで買ってみるのもいいと思いますが、せっかくなら自分に合う方法で自分らしいものを作ることが書き進めるうえで一番大切なことです。
目次
市販のエンディングノート
初めてエンディングノートを書くという人に向いているのが、市販のエンディングノートです。
最大の特徴が、あらかじめ記入すべき項目が一通り網羅されているところで、書くのが難しそうな項目には詳しい解説などもついていて安心です。
- 大切なことを書きもらす心配がない。
- ひとつひとつの質問に答えていくうちに、無理なく完成させることができる。
- エンディングノートであることが一目でわかる。
- 記入スペースが限られている。
- 書きたい項目そのものがない場合がある。
出版社によって、項目の並び方や文字の大きさなどに若干の違いあるので、いくつか見比べてみて、自分にとって書きやすいものを選ぶ必要があります。
出版社以外にもさまざまな団体・企業もエンディングノートを発行しています。地域によっては、全世帯に無料で配布している例もあります。
それぞれが、得意なテーマに絞って充実させているので、詳しく書いておきたい事柄がある人は、それらを利用するのも良いでしょう。
オリジナルのエンディングノート
日頃からエンディングの問題に自分なりの考えを持っていて、その思いを自由に書いてみたい人に向いているのがオリジナルのエンディングノートです。
自分の好みで好きなように作れるのが特徴です。例えば、大学ノート・自由帳のようなまっさらなノート・五年日記をエンディングノート代わりにするなど。
後から修正、書き足しを行ったり、順番を入れ替えたくなったりしたときのために、ルーズリーフを利用するのもおすすめです。
- 好きなことを好きなだけ書ける。
※自分の書きたいことばかりでなく、家族が知りたいであろうことも書いてあげることも大事です。
- あらかじめ記入項目が用意されていない。
大事な項目を書きもらさないよう注意する必要があります。心配な人は、市販のエンディングノートを見本にしてみるのも良いでしょう。
- 普通のノートとの区別がつかず、万一のときに見つけてもらえない場合がある。
わかりやすく専用の箱などで保管するか、生前に見られてもよいものならば、信頼できる人に保管場所を教えておくのもひとつの手です。
自由に自分の好きな形式で作ることができるので、今まで撮った写真を貼りつけたり、イラストを描いて華やかにしてみるのも、楽しいかもしれません。
パソコンを使ったエンディングノート
普段からパソコンをよく使っていて、手書きでエンディングノートを作るのは大変で気が乗らないという人には、パソコンを使ったエンディングノートをおすすめします。
パソコンのワードやエクセルなど
パソコンのワードやエクセルなどの事務処理用ソフトを使い、自分で一から好きなように作ることができます。これだと書き換えも簡単ですね。
- 加筆修正がしやすい。
- 音声・動画・写真などのデジタルデータを付けることができる。
- 変動しやすい財産関係のリストを表計算ソフトで管理できる。
- データとして残して置く場合、ウィルスやバックアップなどへの対策が必要。
- 家族に見つけてもらえないかもしれない。
パスワードなどの管理をしっかりしておきましょう。
- 家族が見るときに、わかりやすいようにフォルダをまとめて整理しておく必要がある。
パソコンでエンディングノートを作るときには、データだけでなく、プリントアウトしたものもどこかに保管しておきましょう。
CD-ROMが付いた市販のエンディングノート
市販のエンディングノートにはCD-ROMが付いたものもあります。それを利用して作る方法です。
特徴、メリット・デメリットなどは市販のエンディングノートと大体同じです。
全てをパソコンで入力するのではなく、基本は紙ベースのノートを使用して、こまめに変更が必要な項目だけパソコンで入力しなおすという方法もとることができます。
スマホのアプリ
シンプルで使いやすさにこだわったものから、画像や動画を一緒に残せるものまでさまざまな種類のアプリがあり、自分の用途に合わせた使い方ができます。
- 手軽に始められる。
- 外出先でもすぐに書ける。
- 無料なので費用がかからない。
- 急にアプリが終了になるかもしれない。
- スマホの故障でデータが消失してしまうかもしれない。
- 機能拡張や家族が情報を引き出すために費用がかかる場合がある。
項目もあらかじめ決まっており、そのあたりは、市販のものと同じと考えていた方が良いでしょう。
最近では、無料でダウンロードできるエンディングノートもたくさんの種類が出てきているので、試しにダウンロードして中身を見てみるのもいいかもしれません。
エンディングノートには3通りのスタイルがある! まとめ
市販のものからオリジナルのものまでいろいろなエンディングノートがありますが、そのどれにもメリット・デメリットがあります。
その中から自分に合ったお気に入りのエンディングノートが見つかれば、楽しく書き進めることができるのではないでしょうか。
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