【遺品整理】効率アップの方法教えます。

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いざ遺品整理を始めようと思っても、残された物の物理的な量に圧倒されて、何から手を付けていいかわからないという方もいらっしゃることでしょう。遺品整理を断念しないためにも大切なのは、作業手順を厳守することです。手順を知っていれば、効率も上がります。

今回は、遺品整理の効率のいいやり方についてご紹介していきます。

遺品整理のときにあると便利なもの

用意しているかいないかで大きく作業効率が変わります。事前の準備を忘れないようにしておきましょう。

ドライバー、六角レンチ、ビニール紐、はさみ、カッターなど

遺品整理は床の作業スペースが広ければ広いほど、効率が上がります。ドライバーや六角レンチを使って、部屋の中で床面積の多くを占めているテーブルやベッドを解体して、広いスペースを確保しましょう。新聞や雑誌、本などをまとめるためのビニール紐とそれを切るためのはさみやカッターも必需品です。

ゴミ袋

処分するものをどんどん入れます。家庭用の45リットルのごみ袋はあっという間にいっぱいになってしまいます。ちょっと多いかなと思えるくらいの量を用意しておきましょう。

☆ 注意 ☆

地方自治体によってゴミの出し方が異なります。
その処分品をどこでゴミに出すかが重要になってきます。
異なった自治体に住む三人で遺品整理をする場合、それぞれの自治体のゴミ袋が必要になる可能性があります。
※これを手間と感じる場合は回収業者に持って行ってもらった方が楽です。

段ボール箱

アルバムや懐かしい人からの手紙、大事にしていたアクセサリーなど、「処分するか・残すか」の判断がすぐにできない物を入れておくのに必要です。

軍手

何が入っているかわからない袋の中や押し入れの天袋などの整理で、怪我をする危険もあるので、軍手の着用は必須です。

運動靴

足元にも危険物が潜んでいる可能性があります。室内の作業であっても作業効率と怪我をしないためには運動靴を履いての作業が良いでしょう。

マスク

放置された家の中は、不衛生な状態にあることが多いです。作業をするときは必ずマスクをするようにしましょう。

遺品整理のときの服装

覚えておきたい4つのルール

この4つのルールを守ることで、作業効率がアップします。

ルール1 通り道の確保

まずは通り道の確保です。玄関や廊下に置いてあるものをなくしていきましょう。

一戸建てであれば、玄関先か庭に一時置きします。集合住宅の場合は、あまり望ましくはありませんが、管理人さんに一言言って一時的に共有スペースである玄関前に一時的に置かせてもらうことができれば作業ははかどります。

ルール2 整理は玄関に近い部屋から

通り道確保のため、以下図↓の順に整理を行いましょう。

 

ルール3 全員でひとつの部屋に集中

複数人で作業をする場合、ひとり一部屋ずつ担当すれば早く終わりそうな気がするかもしれませんが、遺品の量は思ったより多く、ひとりでの作業はなかなかはかどらず、疲れてモチベーションが下がることも多いのです。
全員でひとつの部屋に集中する方が、はるかに効率はアップします。

ルール4 「とりあえず箱」を用意する

遺品を整理していると、処分するか取っておくかの判断に困るものも出てきますよね。そういう時に便利なのが「とりあえず箱」です。
判断に迷うものは、とりあえず段ボール箱に入れて、全ての作業が終わってから改めて検討するようにしましょう。

効率のいい3つのプロセス

各部屋の整理をする場合も、効率のいいプロセスがあります。

プロセス1 「下から上へ」の順にチェック・処分

各部屋の整理は、

  1. 床に直置きされた物。
  2. 机やテーブルなどの上の物。
  3. タンスや本棚の上の物。

という風に下から上の順に行います。
※安全に作業するために、まず床の上の物を片付けてください。

☆ この段階で注意しておくこと ☆

  1. 脚の外せる机などは脚を外しておく。
  2. 引き出しや本棚、タンスの中の物はこの段階ではまだ出さないでおく。

プロセス2 引き出しや本棚、タンスの中の物の整理

整理の手順

  1. 中の物を全て床に出す。
  2. 整理する。
  3. 次の引き出しや本棚へ。

一度に全部出してしまうと、物の多さに圧倒されて、一気に疲れが出てしまいます。順番にひとつずつ整理していきましょう。
※このとき、まだ押し入れの中には手を付けないでおいてください。

プロセス3 押し入れの整理

押し入れの中には、非常に多くの物が収納されているため、全部一度に床の上に出すと大変です。

  1. 中段
  2. 下段
  3. 上段
  4. 天袋

の順にひとつずつ攻略していきましょう。
※天袋の物を下ろすときは、必ず軍手を着用してください。

 

プロセス1~3で、まず玄関に一番近い部屋の整理を終えた後は、ルール2に沿って、玄関に遠い部屋に向かって順番にプロセス通りのやり方を繰り返して行きましょう。

【遺品整理】効率アップの方法教えます。 まとめ

部屋の整理というと押し入れを思い浮かべる方も多いでしょう。ですが、押し入れの中には実に雑多なものがたくさん詰め込まれていることが多いのです。「とりあえず押し入れにしまっておこう」と色々入れておいた結果が出ているのです。

遺品整理で挫折してしまう人の多くは、着手する手段がわからなかったり、物の多さに嫌になったりしているのだと思います。
「まず押し入れから」の考えはいったん忘れて、是非今回紹介したやり方を実践してみてください。手探りでやっていたときよりも効率がアップしていることを実感できるかと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

山本 幸恵

年齢:56歳
夫が他界し、一軒家で一人暮らしをしている。最近は時間を持て余し、以前から興味があった終活を始めることにした。その際に取得した情報を備忘録として記事に残しておいたことが記事作成のきっかけ。