終活で断捨離をして、自分を見つめなおそう!

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断捨離といえば、部屋の中にあふれた不要なものを捨てるというイメージが強いかもしれませんが、断捨離の本当の意味を知れば、断捨離が単なる片付け術ではないということがわかると思います。

そもそも断捨離とは、ヨガの修行内容から由来しているものです。いらないものを「」ち、いらないものを「」て、ものへの執着から「」れる。
ものと向き合うことで、心や頭の中のガラクタも一緒に片付けていくのです。思い切って不要なものを手放すと、入れ替わりに喜びが入ってきます。

終活で断捨離を行うメリット

まずは、部屋を片付けることができます。自分の執着心と向き合い、不要なものを捨てていく。「捨てる」という行為は実はとても辛いものなのですが、断捨離を行うことで、部屋と心を同時に整理することができるのです。部屋が片付くとすっきりして前向きな考え方もできるようになります。
自分で断捨離を行なっておくことで、遺族が行う遺品整理がだいぶ楽になり、残された家族の負担を減らすこともできます。

断捨離のポイント「ものを3つに分類する」

1.「絶対に残しておくべきもの」

2.「捨てていいもの」

3.「判断に困るもの」

1つ目の「絶対に残しておくべきもの」とは、捨ててしまったら後から困ってしまうもののことです。例えば、預金通帳、有価証券関係の書類、貴金属、印鑑、家の登記権利書などのことです。

2つ目の「捨てていいもの」は、ずっと着ていない服、視界に入らなかったもの、段ボールに入ったままの未開封品などのことです。これらのものはおそらく捨てても構わないものでしょう。ただ、この中でもどうしても捨てたくないものがあった場合は取っておいても大丈夫です。

3つ目の「判断に困るもの」は、捨てるか残すかの判断が難しいものです。とりあえず後回しにして、段ボールなどに入れて保管しておきましょう。

普段使うものは厳選したお気に入りのものだけにしてしまいましょう。

10のステップで断捨離!

断捨離の最初の一歩はとてもシンプルです。
自分の目の前にある、不要物を取り除くことから始まります。
最初は、比較的簡単に判断をできるもので、断捨離の練習をします。子供の作品や親の遺品、写真などハードルの高いものは後回しです。

1. 財布
財布は誰でも持っていて、毎日使うものなので、ウォーミングアップには最適です。レシート、診察券、クレジットカード、ポイントカード。何枚入っていますか? 全部使うものですか? きちんと確認して、不要なものは捨てたり、別の場所に保管しておきましょう。

2. 紙袋
無意識にためてしまう紙袋も1軍で残す以外のものは処分してしまいましょう。

3. 冷蔵庫
いつの間にか、押し入れ状態になっていませんか? 食べ物を捨てるのには罪悪感があるかもしれませんが、あっても腐らせるだけなら思い切って捨ててしまいましょう。

4. お風呂・トイレ・洗面所
狭い場所なので置くものは最小限に。放置してあるボトルは処分、収納スペースをチェックして整理。古いものは思い切って処分して、新しいものを使うのもいいかもしれません。

5. 玄関
家の顔であるはずの場所がものだらけで物置状態にはなっていませんか? 不要な靴や傘を取り除き、気持ちの良い玄関にしましょう。

6. 食器
棚の奥の方に使っていない食器がありませんか? いつの間にか破損していたり、用途の似たものが大量に置かれているかもしれません。自分の毎日の使いやすさに重点を合わせてみましょう。

7. 衣類
クローゼットに端から端までぎっちり服が吊ってあるのに、今日着たい服はない。そんな状態のクローゼットをどれを手にしてもお気に入りという状態にしてしまいましょう。

8. リビング
リラックスする場所であり、家族間のコミュニケーションをとる場所でもあります。そんな大切な場所がものであふれ、雑然とした雰囲気になってはいませんか? ひとつひとつ意識して見つめることで不要なものを見つけることができるはずです。

9. 寝室
長い時間を過ごすことになるとても大切な場所です。不要物を取り除き、寝起きの無防備な意識によい影響を与える環境にしましょう。枕元もすっきりさせると、眠りの質も高まることでしょう。

10. 本
本だけは、断捨離対象外! と思う人は多いのではないでしょうか。他のものより罪悪感も大きいかもしれません。でも本も断捨離の対象です。まずは雑誌から見ていきましょう。次にもう読まない本。無理せず少しずつ量を減らしていきましょう。

ハードルの低いものから挑戦して、無理なくステップアップしていきましょう。

終活で断捨離をして、自分を見つめなおそう! まとめ

自分にとって「本当に必要なもの」は、実はそんなに多くないのではないでしょうか。
逆に忘れられたものであふれた部屋には、何か大きな負のエネルギーが集まっているような感じがします。
きっと、感謝の心を持って手放してあげることが大切なことなのでしょう。

片付けやすそうなところから手を付けていくことが断捨離への一番の近道です。
断捨離には、終わりもゴールもありません。今の自分の感覚感性に問いかけ、今の自分にとって厳選されたものだけを残していく。自分を取り戻すプロセスこそが断捨離といえるのではないでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

山本 幸恵

年齢:56歳
夫が他界し、一軒家で一人暮らしをしている。最近は時間を持て余し、以前から興味があった終活を始めることにした。その際に取得した情報を備忘録として記事に残しておいたことが記事作成のきっかけ。