家族のための終活

スポンサーリンク

終活をする人の環境も、終活をする目的も人それぞれです。
今回の記事では、自分の死後にパートナーが安心して生きられるような方法をご紹介していきます。

親子で見る、夫婦で書くエンディングノート

子どもと見るエンディングノート

「自分が大人になったと感じるのは父や母の苦労に気付けたとき」とはよくある話です。エンディングノートを書いたとき、自分に子どもがいるのなら子どもにも見てもらいましょう。見てもらったことにより子どもにとっても「自分の親はこのように考えて生きてきた」、「自分のことはこのように思われていた」、「この生き方・考え方は自分の方針になるかもしれない」といった、道しるべになるかもしれません。また、子どもへの感謝を伝えるものにもなるでしょう。

親と見るエンディングノート

親が存命であれば、書いたことは是非親にも見てもらってください。自分のことを整理するために親から小さい頃の自分の話を聞いてみたりするのも良いでしょう。親との距離を縮めるコミュニケーションツールにもなります。書いている内容に親への感謝があると親の終活の後押しもしやすいです。

夫婦で書くエンディングノート

「恋人同士はお互いを見つめあうものだが、夫婦は同じ方向を見つめるもの」と聞いたことはありませんか?
夫婦関係を結んでいるパートナーがいるのであれば、お互いにエンディングノートを見せ合うのもおすすめです。お互いに「あの時はそういう理由があってああいうことをしたのか」などがわかって今後の人生が上手くいくようになるでしょう。

家族信託

家族信託は現在、遺言書のように扱う手段として注目されています。

家族信託のメリット
  • 遺言書の効力はその人1代限りだが、家族信託ではその次の代まで指定できる。
  • 自宅物件やアパートの名義は最終的に財産を持ってもらいたい人へ、家賃収入は引き続き自身が受けることができる。
  • 上の契約に加えて、家賃収入は妻とする、と記すことで名義は財産を持ってもらいたい人にしつつ、妻が1人になった場合の生活の不安を解消する。

以上の利点がありますが、「家族信託」は信用できる家族が存在していないと上手くいかないこと、さらには専門の弁護士が少ないこと、遺言書と違って専門的な知識が多角的に必要となるため自分1人でやるには危なっかしく、費用もかなりかかります。
ゆえに、遺産がかなり多く、より自分の思うように遺産の流れを作りたいときのみおすすめします。

 

「家族信託」についてもっと深く知りたい方はこちら↓の記事もチェック。

【家族信託】家族で財産を管理する「新しい形の信託」 ①

婚姻関係終了届という手段

こちらは必ずしもやるべきことというわけではないのですが、義父母との折り合いがつけられない場合、視野に入れる手段です。
内容としては姻族との関係を断つことなので、離婚というと大げさな話になりますが、姻族との関係を断つことで気持ちの整理をつけるのには役立ちます。

元々法的には義父母の扶養義務は基本的にはないのですが、義父母の親族に該当する人がいなければ扶養義務が生まれます。また、扶養できる親族がいても「長男の嫁なのだから」などの理由で姻族から世話を押し付けられるという事態もあります。

姻族関係終了届を出すことで姻族との関係を他人に戻すことができます。これを死後離婚という言葉で説明していますが、あくまでも姻族との関係を断つだけなので、遺産相続権利や遺族年金も通常通り受け取ることができます
残されるパートナーと両親の仲が修復不可能と思えるほどに悪いと感じていたらパートナーに考えてもらう手段になるでしょう。

☆ 注意 ☆

一度婚姻関係終了届を出してしまうと、姻族との関係は完全に断たれるので三回忌などに出づらくなるといった部分があります。
扶養義務を押し付けられそう、精神的な負担や損害があるという場合でなければ届け出は慎重に。

家族のための終活 まとめ

今回はパートナーの負担を減らし、パートナーや家族と自分の人生について顧みる話を綴っていきました。
姻族関係終了届については最近増加傾向にあるようで、時代は「息子の嫁が介護をしてくれる」というものではなくなってきています。
核家族化に伴い、より「個」を重要視する時代にある今だからこそ、それに合わせて自分がいなくなったときに残される大切な人のためにできるだけのことをしておきたいものです。

ABOUTこの記事をかいた人

村山豊

年齢:57歳
結婚願望はなく独身。葬儀関係の仕事をしている。
最近流行りの終活についての情報を、ブログに載せると好評だったため、継続して記事を書くようになった。今後も自身の経験も踏まえて発信したいと思っている。