【運気を高める】お墓の建て方・祀り方

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今の時代には、今の時代にふさわしい弔い方があります。新しい形のお墓も多く登場しています。
しかし、どんなに新しい方式でも昔からあった、故人の冥福を祈り、遺族の幸福を願う気持ちに変わりはありません。家の運勢を気にする人がいるように、お墓の運勢を気にする人も少なくないでしょう。

今回は、お墓の運勢を見るときに大事な「墓相」と墓相を参考にする際の注意点などについてお話していきたいと思います。

墓相と風水

墓相とは、手相や家相などと同じ「相学」の一種で、お墓の向きや形などが家庭円満や運気向上、健康長寿、子孫繁栄などに影響を及ぼすという考えを持つものです。
いい墓相のお墓はいい未来をもたらし、悪い墓相のお墓は悪い未来をもたらすと言われています。こうした墓相の考え方は、中国に古くから伝わる「風水」の考え方に基づいているようです。

和式のお墓では、風水に則って石塔の形が定められています。

墓相は、未来も含めた家族の全てに関わっているのです。

吉相の墓地

では、墓相的に良い墓地とはどんなものでしょうか。

方角

墓地の向きは、南・東・南東向き(特に南東向きが最良)が良いと言われています。
南東に境界石の入り口を持ってくるのが吉相墓の基本とされています。※境界石がない場合は、石碑の向きとする。

周辺の環境

なるべく自然に近いお墓が望ましいとされています。

例えば・・・
  • 朝日がよく当たり、光を遮る樹木などがない土地。
  • 西及び北(墓地の後ろ側)が低くない土地。
  • 水はけのよい、粘土質の土地。
  • 石や砂がなく、雑草が生えやすい土地。※適度な草むしりで清潔にしておく。

※不浄の地、山頂、窪地、お寺や神社に向き合っている場所は良くないとされています。

丸型のお墓

お墓の形状と言えば、日本では特に長方形の墓石のイメージが強いですよね。ですが実は、その長方形の墓石よりも墓相のいい墓石があります。それが「丸型」の墓石です。
丸型の墓石は、僧侶のお墓として建てられることが多いのですが、お墓の形状やデザインについての法律的な決まりはないため、どなたでも建てることができます。
※お墓を建てたい区画に制限がないかの確認は必要です。

丸型のお墓のメリット

墓相的なこと以外にも丸型のお墓にはメリットがあります。

  • 地震に強い。
  • 割れにくい。
  • 優しい雰囲気を出すことができる。

逆に造ってはいけない形もあるので、注意しておきましょう。

! 三角形のお墓には要注意 !

「三角形 = ピラミッド型」ということです。

ピラミッド型は忌むべき形なのではなく、反対に素晴らしい形なのです。
つまり、よほどの能力のある人間でなければ、ピラミッド型が持つエネルギーにはそぐわないのです。

大切なのは心

いい墓相のお墓はいい未来をもたらしますが、墓相だけに囚われすぎるのもいけません。

墓相が良いだけでは、故人やご先祖様が安らかに眠る場所にすることはできません。念仏を唱えたりお墓に水をかけたり…ということがまず思いつくかと思いますが、ひとつ、やってみてほしいことがあるのです。それは、心を込めてお墓をこすってあげることです。亡くなったお父さんお母さんのことを想いながら一生懸命に墓石をこすっている人は、石でも温かくなることをよく知っています。
墓相だけでなく、手入れがしやすく、いつでもお墓参りがしやすいお墓というのも意識してみてください。

【運気を高める】お墓の建て方・祀り方 まとめ

ご先祖様が安らかに眠れるような環境のお墓や故人への想いなどを叶えるお墓造りはもちろん重要です。それに加えて、今回の記事の中にあるような墓相を考慮することで、家族にとってより一層心の支えとなるお墓づくりができるでしょう。参考にしてみてはいかがでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

村山豊

年齢:57歳
結婚願望はなく独身。葬儀関係の仕事をしている。
最近流行りの終活についての情報を、ブログに載せると好評だったため、継続して記事を書くようになった。今後も自身の経験も踏まえて発信したいと思っている。