君と歩んだ人生は忘れない、ペットを安らかに送るペットへの終活 ①

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どのようなペットであれ、いつかは別れがくるもの。大抵のペットは寿命の関係上、先立つことが多くなります。
今回はそのようなときに慌てず、ペットの幸せな旅立ちのためにできることをご紹介していきます。

ペットとのお別れ法

ペットとして飼う動物はその多くが人間よりもはるかに寿命が短いです。犬や猫であれば個体差はあれど12~15年が寿命であると言われています。少なくとも寿命と言われる3年前後から少しずつお別れの準備をしておいた方がよいでしょう。
自身の終活においてもそうなのですが、死ぬときの準備をするのは縁起が悪いと思わず、実際に直面し、パニックになって判断能力が下がったときに備えて動く方がペット自身のためにもなります。

行動する順番としては以下のようになるでしょう。

  1. ペットが亡くなってすぐに安置する
  2. 葬儀社・霊園などに連絡
  3. 葬式
  4. 火葬
  5. 納骨(火葬の方法、火葬するペット次第では納骨できない場合もあります)
  6. 墓地、自宅、納骨堂に入れるか、散骨する

ペットが亡くなってすぐに安置する

これは飼い主がすぐさまやる必要があります。具体的には早めに前・後肢を胸の方にやさしく折り曲げることです。
何故そんなことをしなければならないのかというと、犬や猫は、通常死後2~3時間してから死後硬直が始まります。放置していると前・後肢を伸ばしたまま体が固まってしまい、棺や箱に収まらなくなる可能性があるからです。
また、腐敗させないために保冷剤で体を冷やし、夏場であれば冷房の風が当たらないようにしつつ部屋の温度を低めにしましょう。

安置するのに必要となるものは遺体を納める空き箱や棺、遺体の下にひくビニールシートやペットシート、遺体を包むバスタオル、腐敗防止のためのドライアイスといったものになります。可能であれば事前に揃えておくといいでしょう。
※亡くなってから出血や排泄物、体液が出る場合もあります。出ている最中はコットンを詰めて、必要に応じてコットンの入れ替えをしましょう。

葬儀社・霊園などに連絡

安置が終わり、一通り落ち着いたら葬儀社、霊園などへの依頼をしましょう。依頼をする際には「ペットの葬儀社・霊園への依頼」、「自治体に依頼」の2種類があります。

それぞれの依頼には確認するポイントがあります。

葬儀社・霊園

  • 日程について
  • 火葬の種類
  • 読経はあるか
  • お骨上げは可能か
  • 返骨は可能か(一部だけなのか全部返してもらえるのか)
  • 納骨法の種類
  • 料金
  • ペットの葬儀社や霊園の協会に属しているか
  • オプション内容
  • 大型犬の対応
  • お迎え料金について

自治体に依頼する

  • 動物専用炉で火葬するか
  • お迎えはお願いできるか
  • 希望すれば個別火葬は可能か
  • 希望すれば返骨は可能か
  • お骨はどのように処理をするのか

※扱いとしてはペットとしてではなく、廃棄物として処理されてしまうことになりますので、どうしても料金を安上がりにしたいというときくらいしかこちらはおすすめできません。

葬式

こちらは2種類の方法があります。自宅葬葬儀社葬です。

自宅葬

自分の家でやるペットへのお葬式です。
決まった流れは特にはありませんので、自分やそのペットに関わった人と慣れ親しんだ場所でともに好きな方法で悼むことができます。

葬儀社葬

火葬場を併設したペットの葬儀社や霊園などの施設内で火葬の前に行う葬儀です。
こちらは自分で用意する手間がいらず、プロ任せにできることがメリットです。

火葬

次は、土葬か火葬かどちらかを選ばなければなりません。

自宅に庭があり、深く埋葬するのであれば土葬でも問題はありません。その場合は納骨の部分はありませんし、お墓も自宅の庭になるでしょう。しかし最近では火葬が視野に入ってきました。理由としては「公衆衛生上の配慮」、「埋葬スペースを所持していない」、「飼い主の考え方の変化」が挙げられます。

土葬を行う際には遺体の病原菌や土壌汚染が心配になる、そもそもアパート住まいなので自治体でペットの遺体を埋めてはいけない決まりがあるため土葬ができない、そして、ペットも家族の一員だから同じように弔いたい、という心境の変化から火葬が主流になっています。

火葬の形態

葬儀社や霊園の場合、他のペットと同時に火葬する「合同火葬」、自分のペットだけを火葬してもらうことにして火葬に関して一任する「一任個別火葬」、自分のペットだけを火葬しつつ立ち合いも行う「立ち合い個別火葬」の3種類があります。

合同火葬の場合は、ペットの遺骨は手元に返してもらえないですが、他の人のペットと共に合同墓地や合同慰霊碑に埋葬してもらえます。
一任個別火葬と立ち合い個別火葬はどちらも遺骨を返してもらえる方法です。遺骨を確認した後に墓地に埋葬したり、自宅に置いたり、散骨するといった方法をとることができます。

自治体による火葬の場合は多くの場合、立ち合い、返骨、合同墓地への埋葬すらありません。リーズナブルに済ませたい人、遺骨がなくても弔える人向けだと考えてください。

納骨

返骨してもらえる火葬の方法を選んだ方々への話になります。
納骨では「自宅に置く」、「お墓に埋葬する」、「納骨堂に安置する」、「散骨する」の4つが主流です。
一番の基準は毎日お参りしたいかどうかという点になります。

自宅に置く

自宅にペット用の仏具セットとお骨を置くことにより、毎日お参りができるのと、費用がさほど掛からないので良くおすすめされています。デメリットは風水学の視点ではいつまでも置いておくのはまずいかもしれない、ということくらいです。悲しみをとどめる為に置くことがまずいというだけで、プラス思考の楽しかった思い出としてなら問題はありません。

お墓に入れる

家族の一員、人間のように供養したい人であればこちらがおすすめです。
ペットを生涯1、2匹しか飼わないというのであれば問題ないのですが、多頭飼いになっている人であれば、家のスペースを圧迫しかねないのでお墓に入れて供養するのがベターです。

納骨堂に安置する

最終的にどうしたいかをまだ決めかねている人、仕事帰りなどにお手軽にお参りしたい人におすすめの方法です。自宅に置くほどではないですが、比較的簡単にお参りしやすいのがメリットです。

散骨する

自然の中に返したい、思い出の場所で供養したい、気持ちに区切りをつけたい場合の方法になります。近隣の人の迷惑になる場所は避け、海、山、川、空に散骨するのが一般的です。個人で行うほか、業者によるプランもあります。

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ABOUTこの記事をかいた人

村山豊

年齢:57歳
結婚願望はなく独身。葬儀関係の仕事をしている。
最近流行りの終活についての情報を、ブログに載せると好評だったため、継続して記事を書くようになった。今後も自身の経験も踏まえて発信したいと思っている。