老後の防犯、小さな心がけ

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強盗、泥棒などの犯罪に遭遇する高齢者の比率は年々増加しています。終活において必要なお金や健康を、理不尽に奪われることは誰しも避けたいですよね。本記事では犯罪に遭うリスクを抑える方法を中心にご紹介していきます。

高齢者の犯罪被害数

以下に示すように、犯罪件数事態は減少傾向にありますが、高齢者の被害率は年々増加しています。

空き巣対策について

空き巣のリスクを下げるために効果的なことは、暮らしの状況を簡単に周知されないことです。特に一人暮らしと知られないようにすることは重要です。そのための方法をいくつかご紹介します。

一人分の買い物をしない

いつも一人一食分の買い物をしていると、生活環境がわかってしまいます。消耗品や賞味期限の長いものならまとめ買いをするなどしてなるべく複数世帯が存在するような買い物の仕方をしましょう。

訪問者が多いように装う

ワンルームマンションなど明らかに一人暮らしとわかる住まいであれば、訪問者が多いように装うのも手です。

具体的には・・・
  • 家周りの手入れを欠かさないようにする。
  • 外から見える部分は綺麗にしておく。

※人が来るから綺麗にしているのだな、と思われ訪問者との遭遇を嫌います。

玄関周りをきれいにする

玄関周りのポストやインターホンなどに落書きや見覚えのないシールがある場合は要注意です。それらは、空き巣や訪問販売グループの情報交換の暗号である場合があるからです。見つけたらすぐに消したり剥がしたりして痕跡をなくしましょう。隙のある家だと思われなくなります。

鍵を2個にする

2個にすることによって単純に壊すにせよピッキングするにせよ2倍時間がかかります。

補強器具をつける

特殊な工具を使って鍵穴をこじ開けるピッキングなどには、それを防除する器具が開発されています。
ピッキングアラームは、ピッキング行為を検知すると大きな警報音を出します。およそ2000円~7000円で購入できます。

防犯ガラスに変える

異常感知センサー内臓ガラスや、割れないガラスなどがあります。

明かりと音を工夫する

戸建てに住んでいる方は、時間になると点灯する明かりや人が通ると灯りがつくフラッシュライトを設置すると良いでしょう。窓の下に植木を置く、家の周りに人が歩くと音がするよう砂利を敷くなどの工夫をなさる方もいます。
マンション住まいの方は室内で灯りが点くとラジオが鳴り出すようにするなど工夫してみましょう。明かりや音は空き巣が嫌います。

特に注意しなければならない女性の方ができること
  • 表札やポストに男性の名前を書くか無記名にしておく。

※ルームシェアをしているかのように2名分の名前を書くのもひとつの手です。

  • カーテンを男性が好みそうな見た目にする。
  • 洗濯物の中に男性物を入れておく。

強盗対策について

路上でのひったくり犯は、力が弱そうな女性や高齢者を狙います。狙われにくい方法として以下の15の方法があります。

  1. 車道側を歩かない。
  2. 荷物の持ち方に気を付ける。※特にショルダーバッグは首からかけるなど。
  3. 毎日同じ道を同じ時間に通らない。
  4. 暗い道は避ける。※夜間は人や車の通行量の多い方の道を選ぶ。
  5. 夜遅くなったらタクシーに乗る。
  6. 歩行中は時々振り向き、用心しながら歩いていることを周囲に示す。
  7. 荷物は壁側に持つ。
  8. 前から来てすれ違う人、自転車、バイクには避けるよう身構える癖をつける。
  9. 走って逃げることを想定して、走りやすい靴を履く。※そうでなければ靴を放り出して逃げる覚悟をしておく。
  10. 相手にもよるが、道路では原則として知らない人とは会話をしない。
  11. エレベーターはドア側で、必ずボタンの前に立つ。
  12. マンションのエレベーターで人と乗り合わせたときは、必ず挨拶をして狙われる機会を減らす努力をする。
  13. 自転車のかごに、ひったくり防止用のカバーかゴムひもをかける。
  14. 夜間は防犯ベルをすぐ使えるように持っておく。
  15. 自宅近くになったら背後の気配に気を付ける。※特にカギを開ける前は気を配る。

以上のことを少しずつ心がけていきましょう。

訪問者のチェックは念入りに

訪問者全てが犯罪者というわけではないのですが、呼んでもいないのに来る人、セールスマンについては基本居留守、それでも止まらないようであればインターホンやドア越しで「手が離せない」、「料理中なので」、「友人が来ているから」などと、ウソであっても構わないので反感を買いにくい言葉で断りましょう。

修理を頼むときもできる限り一人では対応しないようにしましょう。修理を依頼した会社は信用できても、派遣されてきた人がどういう人かわからないからです。火災報知器や漏電検査も予告があると友人に来てもらうくらいの用心を重ねている人もいます。

郵便局の書留や宅配便の受け取りはドアスコープで制服を確かめたりしているでしょうか? 誰からのものか、どこから来た人なのかはっきりとわかる人の時だけドアを開けるようにしましょう。

老後の防犯、小さな心がけ まとめ

防犯について様々なケースを紹介しましたが、最も重要なのは「犯罪の対象とする相手にするにはリスクが高い」と思わせることです。
あらゆる工夫、動き、物理的な難易度を高めて犯罪者を遠ざけましょう。そうすることが防犯につながるのです。

ABOUTこの記事をかいた人

村山豊

年齢:57歳
結婚願望はなく独身。葬儀関係の仕事をしている。
最近流行りの終活についての情報を、ブログに載せると好評だったため、継続して記事を書くようになった。今後も自身の経験も踏まえて発信したいと思っている。