老後は親子で同居すべき? 自立すべき?

スポンサーリンク

親が高齢となってくると、子どもが親の身の回りの世話をすることになります。その際に親子で同居をするかどうかで悩むこともあるでしょう。私の場合、同居することで衝突し、親子関係の悪化につながるのでは、と不安になったこともありました。そういった不安を事前に払拭する上でも、終活が重要になってくるのです。

今回は親との同居のメリット・デメリットについてお話ししていきます。また、別居しお互いに自立して生活する場合に知っておきたいことについてご紹介していきます。

同居? 一人暮らし? ~同居のメリット・デメリット~

現在、親が一人暮らしをしている場合、子どもと一緒に暮らしている場合、それぞれの問題点を同居のメリット・デメリットとしてまとめました。

同居のメリット
  • 親の様子がわかる。
  • 医療や介護の面でサポートできる。
  • 親が元気なうちは、育児の手伝いをしてもらえる。
  • 親の家で暮らす場合、経済面で助け合える。
  • 相続税対策で有利になる場合がある。
同居のデメリット
  • 価値観や生活習慣などから感情的な行き違いが生じるおそれがある。
  • 子供の家に同居する場合、それまでの生活基盤や人間関係を失うため、心身に悪影響を与えやすい。
  • 親の生活や介護などで子どもの負担につながりやすい。
  • 子どもが親の身の回りのことや家事を行うと、親が自分の生活に意欲を失うこともある。

自立して生活するには? ~親と子の状況チェック~

将来、親がどのような暮らしを希望しているのかを把握するとともに、子どもである自分が親との同居について考えていることをチェックしておきましょう。

親の状況

  • 親子で同居、または子どもの近くに住みたい。
  • 身の回りのことができるうちは、ひとり暮らしを考えている。
  • 老後も、現在住んでいる家で暮らしたい。
  • 要介護度が進む前に老人ホームに入りたい。
  • これからの家の管理(草むしりなど)や、体力の衰えなどの不安がある。
  • 将来、二世帯住宅を希望している。
  • ある程度の家事は、自分でできる。
  • 老人ホームに入居できるだけのお金は蓄えている。

 

自分の状況

  • 実家で親と同居してサポートをしたい。
  • 自分の家で親と暮らしたい。
  • 現実問題を考えると、親との同居は難しい。
  • 仕事や育児などで、将来、親の介護ができるか不安。
  • 同居はできないが、親の生活や介護の手助けはしたい。
  • 将来、親の家を引き継いで住みたいと考えている。

一人暮らしの親を支援するサービス

親と離れて暮らすと、家事や介護での手助けが難しくなりますよね。
そのような困りごとを解消するために、一人暮らしの親を支援するサービスについて知っておくとよいでしょう。

配食サービス

  • 安否確認 + 高齢者向けの食事の配達をしてくれる宅食サービス。
  • 介護保険の配食サービス。※65歳以上の一人暮らし、高齢者のみの世帯などの条件あり。

家事代行サービス

民間のサービスは、費用の目安として2000円程度/1時間(交通費1000円程度/1回)です。
介護保険のサービスは、要介護認定を受けている場合に利用できます。
他にも、一人暮らしの家への訪問や電話による安否確認、ゴミ出し、日常的な雑事に対応したサービスなどあらゆる面でサポートしてもらえます。

安全に一人暮らしをするためにできること

安全な一人暮らしを実現させるためには、家庭内事故を起こさないような安全な家にすることが大事です。

では、実際にはどんなことができるのでしょうか。以下↓に簡単にまとめてみました。

  • 床に物を置かない。
  • カーペットの上ではスリッパを脱ぐ。
  • つまずきやすい場所には目印をつける。
  • リフォームを支援する制度を利用してみる。   etc.

少しの工夫で、安全な家での一人暮らしを実現させることができます。家族で相談しながら色んな工夫ができるのではないでしょうか。

 

「安全な一人暮らし」についてもっと深く知りたい方はこちら↓の山本さまの記事をチェック。

【家庭内事故ゼロへ】長く住み続けるためにできる工夫

老後は親子で同居すべき? 自立すべき? まとめ

高齢となった親子が同居するべきか、別居してお互い自立していくべきか悩んでいる方は私の周りにも大勢います。そういった際の判断の材料として、今回の記事を参考にしていただければと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

白井茂

年齢:37歳
両親が共に介護が必須な状態になったため、週一で妻と一緒に介護をしている。
介護に必要な情報を自身で調べているうちに、同じように困っている人の助けになればという思いで記事を執筆中です!