定年後の生き方 ~挑戦編~

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この記事を見てくださった方は、おそらく定年前はバリバリ働いていて、時間がいくらあっても足りないくらいだと思っていた方が多いのではないでしょうか。

定年後にしばらくゆっくり好きなことをすることも素晴らしい生き方と言えますが、長寿社会となった今、何十年もただのんびり過ごすというのはかえって心身共に負担となります。
そこでこの記事では、更なる刺激を求め、何かに挑戦するということをテーマにいくつかの方法をご紹介していきます。

起業を検討したい!

日本でも最近は起業を志す人が増えており、かつローリスクで起業をすることができるようになってきています。

ローリスクでできる理由は以下のようになります。

  • ネットの普及でマイクロビジネスが可能になった。
  • 社内ベンチャーの応募、新規事業部に入るなどして企業内で起業の準備ができる。
  • シニア起業のサポートをする会社の存在。
  • 行政支援の拡充。
  • 資本金1円でも株式会社設立が可能。
  • 地域限定のコミュニティ・ビジネスの可能性。

このようなこともあり、55歳以上の方が起業する例が多くなっています。50代以上の起業は2011年には24%超となっており、起業する分野も様々です。医療、福祉、ネット、サービス業などなど…。また、インターネットを活用してマーケティングや販売の手段とし、趣味を起業化したり、地方限定の商品を全国に売ることが可能になりました。

転職を検討したい!

起業とはまた別に、定年前の転職及び、現在の会社の雇用年齢が過ぎ退職金が入った後に新たな企業に入りたいと思う人もいるかと思います。中高年の転職の斡旋は「知り合いから」が多いのが特徴です。

定年後の転職を成功させる秘訣

自分の市場価値を正しく認識する

→ 職務経歴書の中に書かれている経験を持ってヘッドハンターや再就職斡旋所に行き、現在の自分の市場価値がどれほどのものなのかを正しく認識しましょう。

自分の経験したことのある職種に拘らない

→ 中高年が転職する際は、今までとは違う職種に転職した方が、収入レベルが下がらないというデータがあります。ご自身の経験がぴったりハマることで再就職先に新たな風や知識をもたらすことが多いというのが理由です。

未来の自分が活躍するイメージから見つけるようにする

→ 自分がその会社で活躍しているイメージが浮かぶ場合、その転職は成功しやすく長続きしやすいと言われます。

今の会社で働き続ける力を持ちたい!

おそらく、起業や転職以上に、今の会社で働き続けられるなら働き続けたい、という人は多いかと思われます。起業も転職もエネルギーが必要であり、リスク自体は一番少ない選択肢でしょう。
しかし、収入の大幅減、若手からの手厳しい批判、今まで部下だった人が上司になる、身分が正社員から派遣社員扱いになる、といった自身にとって「ここまで会社に尽くしたのに待遇がひどい」と感じることも多くなるでしょう。新しい気持ちでの努力が必要になります。

気持ちを切り替える努力となりますと、どのようなことをしていけばいいのでしょうか。
それは、「仕事自体を楽しむ」、「役に立とうとする」という気持ちを高めて自己肯定感を上げるのがいいでしょう。

再雇用で働く場合も、派遣社員になった場合も、「年下に対して腰が低い人」が高評価を呼ぶようです。また、「何かあったときに相談したくなる人」、「意見を求められる人」、「教えを請いたくなる人」が求められる先輩像です。他企業への出向経験があり、このような姿勢をすでに身につけている方も多いかと思います。

ボランティアという生き方

ボランティアは何歳でも、仕事がなくても、どんな境遇の人でもできることです。ボランティアを実行することが生きがいにつながり、認知症の症状が改善する人もいます。ボランティア活動を行うことによって、自分を必要としてくれる社会や他社や社会から必要とされる自分、つまり「意味ある自分」を見出すことができ、精神的な飢餓から解放されます。

なお、現状では無償のボランティアよりは有償のボランティアを行う方がいいと考えています。というのも、「無償」の行動には責任が伴わず、ボランティアを受ける側も無償であると気が引けるというものがあるからです。
ただし、有償であるとはいえボランティアはボランティア、「意味のある自分」を見つけ出すことを主な報酬と考えて行うのがいいです。ボランティア精神とは「与えるより、多く得た」と感じられることが必要です。そのため、ボランティアをする仲間は大事に、かつ対等に付き合いながら行っていきましょう。

定年後の生き方 ~挑戦編~ まとめ

定年後の長い時間をどんな風に過ごすかはあなた次第です。楽しめる趣味を見つけた人は趣味の道を突き進むのもいいでしょう。まだまだ働きたいという気持ちが大きい方は、是非今回の記事を参考に働き続けるという道を突き進んでみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

村山豊

年齢:57歳
結婚願望はなく独身。葬儀関係の仕事をしている。
最近流行りの終活についての情報を、ブログに載せると好評だったため、継続して記事を書くようになった。今後も自身の経験も踏まえて発信したいと思っている。