終活を始めるにあたって、どのような介護サービスを受けると良いのか、費用はどのくらいかかるのかが気になりますよね。ですがご自身で全て調べて手配するのは大変です。そこで、ケアマネジャーと相談してケアプランを検討する、というのが一般的な流れになります。ただ、ケアマネジャー選びを間違えると、希望するサービスを受けられなかったり、予想以上に出費がかかったりすることもあり得ます。
この記事では良いケアマネジャーを見分ける方法をご紹介します。
ケアマネジャーとは
ケアマネジャーとは、介護サービスの利用時に様々な橋渡し的な役割を担ってくれる介護の専門家です。
例えば利用者が介護サービスの事業所に要望やクレームがあった際に代弁したり、逆に事業所側の考えを利用者側に伝えたりします。どういう介護サービスを受けるとよいかの案(ケアプラン)を考えてくれたりもします。
介護サービスを受ける際には是非相談してみましょう。
信頼できるケアマネジャーの特徴
最適な介護を受けるためには、普段からケアマネジャーと積極的にコミュニケーションをとることが大切になってきます。
どんなケアマネジャーが良いケアマネジャーなのでしょうか。見分け方を以下にまとめてみました。
- 専門知識が豊富で適切なアドバイスをしてくれる。
- プロとしての誇りと自覚を持っている。
- じっくり話を聞いてくれる。
- サービスの基本部分などを易しい言葉できちんと丁寧に説明してくれる。
- 各事業者の特徴を把握しており、その中から複数の事業者を紹介できる。
- ムダな出費のないケアプランを作成してくれる。
- 医師や介護サービス事業者に対して代弁してくれる。
- こまめに対応でき、アフターケアが上手。
※意見や要望を伝えるのは大切ですが、ケアマネジャーへの過度な要求はしないように気を付けましょう。
こんなケアマネジャーは心配かも
いくらケアマネジャーだからといって、人間対人間のコミュニケーションになると、どうしても相性の問題などが出てきますよね。
相性以外にも以下にまとめたような問題も出てくる可能性もあります。
- 利用者を自分の所属する事業者のサービスに誘導しようとする。
- 不要なのに支給限度額いっぱいまで利用させようとする。
- 安く上げることが利用者の為と勘違いしている。
- 専門用語を多く使い、サービスの内容をきちんと説明してくれない。
- なかなか連絡が取れない。
- 相談したいことがあるのになかなか来てくれない。
ケアマネジャーを変更したい
どうしてもケアマネジャーを変更したくなる場合もあるかもしれません。
そういう場合は、まず役所の福祉課または地域包括支援センターの窓口に申し出てみてください。ケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所に問い合わせてみるのもいいでしょう。
※事業所によっては、同じようなケアマネジャーを紹介される場合もあります。
根本的な改善を望むのであれば、思い切って事業者を変えてみるのもいいのではないでしょうか。
良いケアマネジャーの見分け方 まとめ
ケアマネジャー選びはとても重要なことです。ケアマネジャーと会話し、様子を観察することでその人が信頼できるかどうか見極めてください。