年齢・性別関係なくおしゃれが好きだという人は多いですよね。
仕事や子育てがひと段落してから自由におしゃれを楽しもうという方も増えてきているようです。
そのため、早い段階から足のケアを始めるなど「おしゃれ」を意識することで気持ちが前向きになり、外出の機会が増えます。おしゃれは健康を考えるきっかけになるのです。
心にもよい効果を与えるおしゃれを何歳になっても楽しみましょう。
おしゃれがシニアに与える影響
高齢者だからこそおしゃれをすることが大切です。
おしゃれをすることで、自分に自信が持て、積極性も生まれます。自信があれば、人にどう見られようと関係ありませんし、着たい服を着ると、積極的に外へ出たくなります。他者とのコミュニケーションをとるきっかけになるかもしれません。
友人がある人から影響を受けた話をご紹介します。
友人は脳梗塞の後遺症で杖を使わざるを得なくなりました。
明るい色の洋服を好み、小物にまで気を使う素敵な女性でしたが、杖を使うようになってからはなんだか元気がなく、洋服もぼんやりした色のものが多くなっていきました。
「杖には明るい色の洋服は似合わないよ」と友人はため息交じりに言うのです。
それが、リハビリに行くようになってから友人は変わりました。リハビリ施設で良い出会いがあったようです。
その人は友人より少し年上の人なのですが、とにかくおしゃれが大好きで、洋服も鞄も毎回違うような人でした。その人は周りに何を言われても気にすることはなく、自分のおしゃれに自信を持っていました。友人はすっかりその人に影響され、昔のようにおしゃれを楽しめるようになっていたのです。
リハビリへの意欲も高くなり、「杖に明るい色が似合わないのならば使わなくても大丈夫になればいいのよね」とわたしに向かって笑っていました。
彼女たちの影響か彼女たちの通うリハビリ施設の女性たちがおしゃれに意欲的になるということも起きたようです。
化粧療法
おしゃれ以外にもシニアに大きな影響を与えてくれるのが化粧です。化粧をすることで五感が刺激されると、脳の活性化につながるのです。
視覚 → 鏡で美しくなっていく自分を確認。
聴覚 → 化粧を施すうえで生まれる音。
触覚 → ブラシで髪をとく。
嗅覚 → 化粧品の香り。
服装と同じく、化粧をすれば自身がつき、他者との積極的な関りにつながります。
他にも、化粧をすることで若い頃を思い出し、気持ちが落ち着き、徘徊行動が減ったなどの良い効果が期待できます。
高齢だからこそ明るい色を
明るい色の服を着た方が年齢よりも若々しく見えるのはなぜでしょうか。
実は高齢の方が好むアースカラー※1と称される地味な色は、顔色を悪く見せてしまうからです。
高齢だからこそ明るい色に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
※1 大地や空、緑、海を感じさせる地球の色の組み合わせ。
洋服
顔の周りには明るい色を置いてみましょう。明るい色の服に抵抗のある方は小物に明るい色を取り入れてみてはいかがでしょうか。ネックレスやイヤリング、スカーフなど…。口紅の色を少し明るめにするだけでもがらりと印象が変わりますよ。
男性もたまには鮮やかな赤や青、緑などの原色を取り入れてみてください。それだけで活力が湧いてくるのを実感できるでしょう。
靴
基本的には軽量で、屈曲性に優れた動きやすいものがいいでしょう。素材としては保温性や防水性に優れたものがいいですね。
靴と洋服に統一性を持たせ、自分なりの着こなし、履きこなしでおしゃれ上級者の仲間入りです。
シニアに人気の靴を知りたい方はこちら↓もチェック。
帽子
帽子は被る人の顔の形に合わせて選ぶことが大切です。
面長顔 : 基本はどんな帽子でも似合うが、高さのあるものは面長を強調してしまうので避ける方がよい。つば付きの横方向に広がりのあるものが◎。
四角顔 : 中折れ帽やカンカン帽のように顔の幅より大きめのつば付きが似合う。
逆三角顔 : 野球帽などつばの幅が狭く深めのものが似合う。
※最近の帽子は通気性、紫外線対策が施されているため、薄毛、抜け毛が気になる方も気にせず身に着けられます。
帽子の種類をもっと詳しく知りたい方はこちら↓をチェック。
【おしゃれがシニアを変える】何歳になってもおしゃれしたい! まとめ
おしゃれは人に自信を与え、元気を取り戻すきっかけにもなります。「高齢者だから○○~」という考え方はもう捨ててしまいましょう。
おしゃれを意識することで、人との交流へも積極的になれ、笑顔も増えます。おしゃれは、充実した幸せな老後への第一歩につながっているのです。